結婚をしたら、しばらく夫婦二人の生活を楽しんで、そのあとは子どもが出来て、楽しい家族を築いていこうなど今後の家族の生活に夢を抱いている人は少なくありません。
しかし、その夢が時には、順調にかなえられない時もあります。それが最近問題になっている不妊という問題です。
不妊症は決して珍しい病気ではありません。性に関すること、そしてプライベートに関することなので、人に公表しないだけで、実は悩んでいるという人も少なくないのです。
そして妊娠をするために妊活を始めようという人もいます。妊活をするということは、子どもができるために、自分の体調を整えたり、これまでの生活環境を変えたり、もしも病院にかかっているのであれば、自分の生理のサイクルに合わせて妊娠をするための治療を行うこともあるでしょう。
もしも妊活をする時に仕事を持っている場合、妊活と仕事を並行して行うことが難しいこともあります。
なぜなら定期的な病院受診がある場合もあるからです。また仕事の内容がとても忙しい、休憩が取れなくて体力的にきついなどという場合には、このまま仕事を続けていくべきかどうか迷う人も少なくありません。
もしも職場に理解があればいいでしょう。しかしなかなか定期的に有給をとって病院に行きたいということは、同じ職場の人に迷惑をかける場合もあるし、言い出しにくいです。また理解が得られなくて仕事にも影響を及ぼすためには、退職を考えなくてはいけない場合もあるのです。
しかし不妊症の治療を実際行ってみると、意外にも治療費がかかることが分かります。
現在は自治体によって助成金などの支給もありますが、もしも高度な治療を希望するためには、自己負担がとても大きいのです。その場合、新しい理解のある職場を求めて求職活動する女性もいます。
その時には、あらかじめ不妊治療などに理解があるところを探すことが一番なのですが、なかなか容易なことではありません。自分の負担にならないような仕事を探しつつ、妊娠をかなえられるように治療も行っていくという、妊活をしながら仕事をするということはそれほど難しいことなのです。