妊活しましょう!
近年日本では10人に一人は不妊症だと言われ、不妊でお悩みの方や不妊治療を受ける人の数は増えており、不妊症は今や国民病とも言われています。
まず、不妊症が増えた大きな原因に「晩婚化」が進んでいることがあります。
日本では男女とも毎年結婚する年齢が遅くなっている傾向があり、初婚の結婚年齢は2010年時点で男性が30.5歳、女性が28.8歳で、更に2020年には平均初婚年齢は男性が32歳、女性が30歳になるのではという予測もあるそうです。
晩婚化の原因としては、女性の社会進出やライフスタイルの変化、未婚男性の経済的な不安などが挙げられますが、この晩婚化により必然的に初めて出産する年齢の平均も高くなっています。
一般的に女性の妊娠適齢期は20〜35歳までと言われ、35歳を過ぎると高齢出産と言われ、個人差はあるもののこの頃から卵子の劣化が始まり、妊娠出来る確率が歳を取るごとに下がっていきます。
また、女性が妊娠できる年齢は閉経の10年前までと言われますので、一般的には40歳前半までが妊娠できる限界と考えていいでしょう。
しかし、実際には20代後半から妊娠力は落ち始めていますので、現代の女性の平均結婚年齢が30歳前後では当然20代に比べると妊娠しづらい事になります。
また女性だけでなく、現代の男性も環境ホルモンやストレスなどの原因により精子に問題を抱えていることが多く、男性側が原因の不妊症というケースも昔より増えてきました。
更に男性の年齢が高ければそれだけ精子の質も落ちていきます。
こういったことから、不妊は現代の日本が抱える大きな問題となっています。
昔の社会の風潮では、結婚して性交渉を行えば子供はいつか自然に授かるものとされてきましたが、現代のように晩婚化とそれに伴う不妊の問題を踏まえ、妊娠力をつけるための生活習慣や環境、妊娠に関する正しい知識を知るなど妊娠に対して積極的に活動する「妊活」が注目されてきました。
積極的な妊活により妊娠力を付けたり、また場合によっては様々な不妊治療を受けることにより妊娠の確率を高める事は可能です。
高齢出産と言われる年齢でも、元気な赤ちゃんを授かった方は数多くいらっしゃいます。
不妊でもすぐに諦めず、まずは妊娠出産に向けて積極的に妊活に取り組んで行くことが大切です。
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