不安や苛立ちや緊張などのストレスは、心だけでなく体にも負担を与えます。血行が悪くなったり、汗が大量に出たり、脳の緊張状態が続き手眠れなくなったりするのです。
また、妊娠もしづらくなります。ストレスを感じると、脳はストレスの処理のために、ホルモンを分泌するようになります。するとその分、生殖ホルモンの分泌量が低下してしまいます。そのため定期的な排卵がおこなわれなくなったり、排卵がおこなわれても受精しにくかったり、受精しても子宮に着床しにくくなったりするのです。
さらに不妊になると、それによってストレスが増幅されます。妊娠したくてもなかなかできないという焦りや、周囲の妊婦をうらやむ気持ちなどが、心の大きな負担となるのです。そしてその負担により、さらに妊娠しづらい体になってしまうのです。
このようにストレスは、妊娠に大きな悪影響を与えるものなのです。そのため妊活には、ストレスの解消が非常に重要だと言えます。
たとえばフィットネスクラブなどで体をたっぷりと動かしたり、リラクゼーションサロンなどでマッサージをしてもらったりすることが有効です。
また、ツボ押しや鍼灸など、身体の妊娠力を高めながら同時にストレスや体の不調を解消する方法もおすすめです。
妊娠には西洋医学的な不妊治療の方法だけでなく、平行して東洋医学的なアプローチも行っていくと非常に効果的です。
鍼灸などは専門の治療院などで施術してもらうことになりますが、東洋医学に基づいたツボ押しやマッサージなどであれば、やり方を学べば自宅で自分自身でも行えます。
妊娠のためのツボ押しや不妊改善での代表的なDVD教材ではアキュモード式などがあります。
このようなツボ押しや運動もマッサージも、たっぷりの汗をかいたり血行が良くなったりすることで、心も体も軽くなります。
また、たまには自宅で趣味などをおこなってのんびりと過ごすことも、ストレス解消には有効です。身体に良い栄養素を考慮しつつも自分お好きなメニューをを作ったり食べたりするのもとても良いことです。
しかしいずれも、妊活ということを念頭に置いておくことは肝心です。たとえば体を動かしすぎて傷めてしまっては妊娠どころではありませんし、のんびりしすぎては代謝が悪くなってかえって妊娠しづらくなることもあります。好物の食べすぎも、栄養バラ
ンスの乱れにつながれば、不妊を促進してしまいます。
そのため妊活におけるストレス解消は、妊娠しやすい体作りとあわせておこなう必要があります。心が軽くなり、体の準備もできれば、生殖ホルモンが活発に分泌されるようになり、妊娠の可能性は上がっていきます。